リスクアセスメントKY

労働業界では現在リスクアセスメントを取り入れたKYを薦めています。時々ゼネコンの現場に安全パトロールに行かせてもらうのですが、リスクアセスメントKYっぽく見えるのは数多くありますが、リスクアセスメントを取り入れたKYを実施している下請事業者はほとんどありません。

 要するにリスクアセスメントがまったく理解されていないということです。リスクアセスメントは点数をつけることが主目的ではありません。リスクアセスメントの求めるものは危険を見つけて事前にリスクの大きい順に除去低減することです。『危険を見つけること』すなわち『事故に至る要因を見つけること』が最も重要なのです。

 『どんなことがあるか?梯子から落ちてケガをする。可能性1点、重篤度5点、リスクレベルⅢ、対策は足元確認ヨシ!』これでは決して梯子から落ちることを防止することはできないのです。『彼はどうして梯子から落ちたのですか?』が重要なのです。

 リスクアセスメントに対して元請の理解も下請の取り組み姿勢も不十分です。事故は人が起こします。その貴重な人材である作業者の安全を確保しなくてどうするのですか?

 これから建設工事は増加してゆくことが予想されますが、危険な会社には仕事は回ってこないことを再認識してください。安全な会社すなわち潜在する危険を取り除くことができるような作業者を多く抱えている会社だけが生き残ってゆくのですよ。